7月になりました。
6月末に実施された各中学の期末テストの結果が出揃いました。
結果にただ一喜一憂するのでは意味がなく、どのような過程を踏まえたことによりそうなったのか全ては因果関係があるはずで、その分析を行いました。
興味深い因果関係が見えたように思います。
例えば英語について、桜塾では以下のような順番で授業を進めていきます。
1、新しい文法の講義を受ける
2、その文法が出る教科書の単語をまとめる(発音・アクセントもここで学ぶ)
3、教科書を音読
4、教科書に準拠するワークを使って演習
ここまでが塾で行う授業です。ここからは、( )の中の期限まで決められた家での課題になります。
5、解いた4について解き直しをする(その日帰ってから、もしくは翌日夜までに)
6、塾で終わらなかったワークの問題(翌週の授業まで)
7、まいたん(毎日)
8、ワーク(学校・塾ともに)解き直し3回(テスト1週間前まで)
9、やり直しノート作成(テスト1週間を切った土日まで)
10、過去問やその類題(前日まで)
1~4が1回で進む内容で、6~10がそれに付随する課題となっています。課題の量は1日あたり40分以上1時間未満というところで出しています。
1~4がテスト前に終わらなかった生徒も一部いましたが、ほとんどの生徒が範囲についてはきちんと終えることができていました。
その上で、点数との相関関係が見えました。
・6~10が2つ以下しか達成できなかった生徒は、前回のテストからの点数アップは一桁でした。
・6~10が4つ以下の達成の生徒は、前回のテストから10点以上アップ、もしくは点数が70点台でした。
・6~10が5つ以上の達成の生徒は、前回のテストから20点以上アップ、もしくは点数が80点台以上でした。
こういう分析をすると、大量の課題を出してやらせているように思われることがありますが、そんなことはありません。繰り返しますが、1日あたり40分~1時間で終わるように出しています。溜めるとしんどいですけどね。
数学も現在分析しているところですが、同様の結果が見られるような傾向です。
なぜ成績が上がったのか、なぜ成績が上がらなかったのか、ご父兄や生徒たちにしっかりとその根拠を説明し、普段の努力に還元していきましょう。
必ず、成績は上がります。